介護職へ転職をする際に必要となるのは、履歴書と職務経歴書です。似たような名前ですが、その目的は異なります。まず履歴書とは、「応募する人のプロフィール」をまとめたものです。具体的には、名前や生年月日、住所や電話番号といった個人情報の他、学歴や転職前の経歴、取得している資格、趣味や特技、職場までの通勤にかかる時間、志望動機などを記載します。採用担当者は、履歴書から応募者の人となりを読み取り、書かれた志望動機から職場への理解度や仕事に対する熱意などをチェックするため、「学校名や企業名は略さず正式名称で書く」「自己アピール欄に書く実績はできるだけ具体的に書く」「志望動機には受け身の姿勢は避け、キャリアアップなど目標を掲げながら意欲が伝わるように書く」などの点に気をつけて記入しましょう。
次に職務経歴書とは、「今までの職歴とスキル」をまとめたものです。どのようなことを記載するのかというと、名前などの個人情報の他に、今までの職務の要約とその経歴、退職・転職するに至った理由、自己アピール、取得している資格、応募している仕事に生かせるスキルなどとなり、仕事の経験について特化していることが分かります。採用担当者は、履歴書で確認した人となりに合わせて、どのようなスキルを持っているのかなどをチェックし、求めている人材かどうかを判断するため、「職務要約ではスキルをアピールできる重要な職務をピックアップしてまとめる」「経歴には企業の規模や在職期間、行ったプロジェクトの内容などを分かりやすくまとめる」「自己アピールは応募先の業務にあったものにする」など、詳細かつ分かりやすさを心掛けることがポイントです。