介護職として活躍するには、高齢者向けの施設や訪問介護、デイサービスなどさまざまな分野があり、違う職場でよりスキルアップやキャリアアップを考えて転職する方も多くいることでしょう。介護業界で転職や再就職のカギとなるのは、職務経歴書と言っても過言ではありません。職務履歴書は、採用の際の施設や事業所などにおいて、必要な人材かどうかを決める判断材料のひとつでもあります。そのため、自分自身のこれまでの職務に関する経歴を正確な書き方をすることが重要です。
職務経歴書には編年式とキャリア式の2つの方法があり、履歴書のように市販のフォーマットがなく、自分で作成することになりますが、最近ではひな型をインターネットからダウンロードもできるためパソコンを使っても手書きでも作成できます。編年式は時系列に職歴を並べるもので、キャリア式はこれまでに経験した職種や業種ごとにまとめるもので、介護職の経験が長い場合には、キャリア式の方が自分自身の実績をアピールできるので望ましいでしょう。
職務経歴書は、A4サイズの用紙2枚程度のボリュームが適切で、まず最初に経歴概略を簡潔に5行ほどにまとめておくのが、親切な書き方と言えます。これにより、採用担当者は、職務の詳細にひと通り目を通す前に、おおまかな職歴を把握できるという訳です。このあとに、職務詳細と職務内容を正確に詳しく書き、保有している資格は、別に見出しを作成して介護関係の資格のほかにも、運転免許証なども取得年月日も併せて書くことがポイントです。